安間 伸
ホントは教えたくない資産運用のカラクリ 投資と税金篇
 |
人気ランキング : 4911位
定価 : ¥ 1,995
販売元 : 東洋経済新報社
発売日 : 2003-04 |
 |
「まさに近視眼的税制!!」 |
優秀だと言われる官僚が創ったこの複雑怪奇な日本の税制
の目的は、「税を知ろう」とする気持ちを削ぎ、「税に無関心」な
国民を増やし、徴税を容易にすることにある・・・
税を知れば知るほどそんな思いが強くなる。
この本の特徴は、税体系の事実を淡々と説明するだけの本とは異なり
どこがおかしいのか、どうしてこうなってしまったのか、どうすれば
投資家が有利になるかを解説している、投資家にとっての税の実用書
である点だろう。初めて税に触れる人には簡単とは言えないが、
投資に興味があれば一読しておいて損はない。
思わぬ損を避けるためにも税金には敏感になっていたい。
 |
個人投資家に不利な税制 |
言われるままに今まで税金を払ってきたが、、この本を読むといかに個人投資家に不利な税制になっているのか理解できた。個人投資家が利益を出しにくい事も個人投資家が少ないのも納得。気にも留めなかったが、キャピタルが損でもインカムにはきっちり税金がとられるし、損益の通産もできない。のは個人だけだったとは、企業の場合は、損益通算ができるとは、、少し立腹。
この本には、税金について常日頃疑問に思っている事が簡潔にかかれており、
役にたつと思う。契約型投信と会社型投信、ETF、リートの税金の違いを理解できると思う。そして、投信の選択においてもこの事をしる事で助けになるであろう。債券のついても触れられており、オーバーパーの債券を個人は買うなと忠告してあるが、、これも税制の仕組みが理解できれば、納得。
今まで複雑で理解できなかった、税金の事がこんなにも理解できる本に出会えるとは夢にも思わなかった。非常に勉強になった。読んで良かった一冊である。
 |
税金と投資商品、会社と株式など、グラフと表を使って分かりやすく学べる。 |
2003年出版のため、株式の税制については、古い内容になってし
まっている。
しかし、それ以外の税金や負債と資本の違いなどの記述は分か
りやすい。架空の会社「さる」を持ち出して、B/Sを分析して
いるところは、なるほどと膝をうった。
出資者:信長君(Equity)資本
債権者:家康君(Debt)負債
経営者:秀吉君
とそれぞれの役割と、リスクとリターンを記述している。
外貨預金と外貨MMFの違いなども詳しく書いてある。簡単そう
なのだが、かなり専門的な書籍なので、この手の本が始めての人は
途中で挫折してしまうと思う。私も、それなりに金融の知識がある
のだが、7割は斜め読みで飛ばしてしまった。それでも、ところど
ころに分かりやすい記述があり、役に立つ。
 |
一部古い記述はありますが… |
新証券税制がはっきりする前の出版なので、2005年6月現在では、改めて調べなおすべき部分も多々あります。しかし、それを差し置いても、投資商品と税金との関係を把握したい人にはお奨めです。
「いかに無駄に税金と搾取されないようにするか」の視点で書かれているので、多分他の税金関係の本よりも、読みやすくなっています。
様々な投資商品を比較しながら書いてあり、いかに日本の税制が場当たり的に「取りやすいところから取る」という視点で作ってあるかがわかります。こんな風に、一つの視点から、税のあり方を書いた本って案外ないのではないかと思います。
何だか、この本を読むと、今の税制って役人と議員が自分達に都合の良いように、長期的視点など何もなしに作ってんだろうなあ、と思い、これでは日本の活力がそがれるのは当たり前、と思ってしまいます。「とおりゃんせ方式」でババをひくのは私たちと私たちの子供の世代だと思うと腹立たしいばかり。かといって税金を払わないわけにも行かない勤め人ですので、せいぜい、税金のコストに気をつけて投資をしようと思います。けっして、外貨預金などしないように…。
 |
小金持ちになりたい方はぜひ読んでほしい |
税金と手数料
これがこの本のキーワードだ!
結論から言うとこの本は投資に興味があるひと全般にオススメだ。
この本を読み終わって感じたことは、この本の内容をマスターするよりもプロの投資アドバイザーを雇ってその専門知識の恩恵を受けるほうが得だということだ。
だからといって、決してこの本が悪いと言っているわけではない。この本の内容を理解した上で、投資アドバイザーを雇うべきだといっているのだ。つまり、それほどこの本の内容が専門的で詳しいと言うことだ。
大まかにいうと、キャピタルゲインとインカムゲインといった初歩的な違いから、個人がもうけが出たときにどのような名目で税金がかけられるのか、そしてそれぞれの税率がどれくらいなのかについて言及されている。このようなカジュアルな表紙の投資関連書にしては、かなり専門的である。
本書の最後には、日本で投資対象として一番優遇されている不動産投資について言及している。とくに減価償却が認められている点で他の投資対象に比べて有利だというのだ。最近話題になっている某鉄道会社系の総帥についても、その資産形成と現伽償却をうまくやりくりして資産を増やしてきたと暗ににおわせている。
本書の税金にたいする詳細さと専門性のため途中でギブアップする人が多いかもしれないが、くじけずにがんばってほしい。最後の不動産のパートではどんでん返しがあり、もう一回ひねりが加わっているからだ。落語でいえば「お後がよろしいようで」というような締めくくりになっているのだ。
小金持ちになりたい方はぜひ読んでほしい。